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コンテンツ提供元

有限会社ロハシング

バウビオロギーとは?


家を建てるにあたり、「健康にいい家」は外せないキーワードになっています。世界に目を向けるとバウビオロギーなる健康住宅に対する概念が存在する。日本でのバウビオロギー研究の第一人者であり、日本バウビオロギー研究会の発起人である前橋工科大学大学院助教授 石川恒夫先生にインタビューしてみた。
建築生物学
バウビオロギーの概念について教えてください。

バウビオロギー、ドイツ語なのですが、直訳すると「建築生物学」となります。わかりやすく言うと「健康な住まいを求める新たな学問、建築生物学・生態学」となります。
ドイツで「バウビオロギー+エコロジー研究所」を主宰するアントン・シュナイダー博士がパイオニア的存在であり、ドイツ、オーストリア、スイスといったアルプスを巡る地域で極めて盛んに展開されています。
それが、インド、イタリア、ロシア、オーストラリア、スペインと広がりを見せつつあり、2005年3月にシュナイダーさんのお力添えもいただき、9人の発起人とともに、日本バウビオロギー研究会を設立したところです。バウビオロギーは「健康な住まい」における世界的な価値観となりつつあります。バウビオロギーには、「人間を中心に、人間と居住環境の全体的諸関係について考える」ことを課題とし、住まいを第三の皮膚として捉え、自然素材を主体として心地よい空間をつくっていきます。食生活が第一の皮膚を、衣が第二の皮膚を、住環境が第三の皮膚に相当するという考え方です。そういった意味では、日本の民家は、バウビオロギーにとって模範となる知恵がいっぱい詰まっているともいえるでしょう。
第三の皮膚機能を果たす住宅
バウビオロギー住宅とは、どのような特徴があるのでしょうか

皆様から、「バウビオロギー住宅って何?」とよくたずねられますが、バウビオロギーは人間を中心に建築を考える以上、カタログ化できるものではなく、住まい手の関心レベル、健康状態、価値観などを考慮し、オーダーメードでつくっていくというイメージです。
もちろん建材材料は、第3の皮膚機能を果たす、つまり合成化学物質を含まず、かつ調湿性能をもった自然素材を中心に使っていきます。建材選択は食品選択と同じような注意が必要なのです。
バウビオロギーが目指しているのは、単に健康的な素材の継ぎ接ぎ的な家作りではなく、「有機的な家つくり」です。人間の体と同じく、住宅もそれぞれの建材で構成された部位(床、壁、天井、窓など)が互いに関係をもちあうようなひとつの有機体だということです。有機的な家つくりとは、健康素材を追求するだけではなく、たとえば素材と素材の関係、内部と外部の関係、建物の物性といった全体的視点から見た関係性を意識して家づくりをしていきます。また身近な室内環境だけではなく、土地の磁場・高周波調査や、屋外や地域環境との調和といった広い視野をもって家づくりをしていくことが重要なのです。ですから住居の内部だけが問題なのではありません。
バウビオロギー住宅に住んでみて

ご自身もバウビオロギーコンセプトに基づく住宅にお住まいと聞きました。

軽井沢に住み始めました。別荘地というレッテルによって、人間味あふれる、豊かな居住環境にヴェールがかけられていると思いました。もったいないことです。建物は小幅板を、VOC(揮発性有機化合物)を放散する恐れのある接着剤を利用せずに、釘打ちによって集積したパネル材を開発し、壁や天井に使用しています。素肌で感じる温かさ、木の匂い、一つとして同じものがない木目など、生活環境にやさしく、かつ人間とコミュニケーションが可能なのです。
また、寝室・アトリエには、ドイツ製のヤギのカーペットを個人輸入して敷設しました。ヤギのカーペットは室内環境を調節する特性を持ち、足元も暖かく、掃除も容易。 
暖房は、床面に加えて「壁面暖房」を実現しました。人が心地よさを感じるには、やみくもに空気温度を上げるのではなく、周壁面温度を下げないことこそ大切です。壁面からの輻射熱で、来客したお客様は、「今までに体験したことのない気持ちよさ」と言います。
ドイツでは、足腰に負担のかかる床暖房に対して否定的見解が多く、太陽放射に似ている壁暖房が注目されています。また浴室には、自然素材であるコルク・タイルを使っています。浴室にコルクを使っていることに対し驚かれる人もいますが、ワインの栓を考えると、防水機能をコルクが持っていることは理解いただけると思います。一度お湯をかければ暖かく保湿性がありますので、素肌に優しいのです。その他さまざまな仕組みを取り入れています。
健康住宅ブームについて考える
最近のエコ住宅、健康住宅ブームについて、どう思われますか?

健康住宅のシンボルとなっている「シックハウス対策」。建築基準法が改正され(2003年7月)、シックハウス対策が義務づけられ、ホルムアルデヒドについては一定の低減効果がありました。すばらしい事だと思います。しかしこの対策によりシックハウス問題が解決した、という認識が一般的にあるように思えますが、ホルムアルデヒドに限定したものであって、VOC(揮発性有機化合物)まで不検出だと誤解してはいけません。
VOCは多くの住宅で、塗料、接着剤、下地処理剤などで、なお使われています。ですので、バウビオロギー的な住宅についていえば、全体的視点からの配慮が必要と感じています。また、エコ住宅のシンボルとなっているオール電化住宅ですが、電磁波問題は、今後人体への影響についての懸念がますます指摘されることでしょう。特に、一番無防備な状態にあり、かつ就寝時には新陳代謝機能が下がるため、寝室周りには電気設備を制限しつつ配置することは、ドイツでは常識となっています。まだまだ多くの対策の余地があると考えています。
取材を終えて
バウビオロギー住宅は、「人間の巣」であると理解した。鳥は自分で材料を探して、外敵や自然から守る最適なかたちの家である「巣」を作る。日本では「巣づくり」をすべて外注してしまう人が多い。住まう人が「巣つくり」に積極的に関わることの重要性を感じました。