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| ゼロ次予防 |

ゼロ次予防なる言葉が広まりつつあります。
1次予防とは運動や食事などによる生活習慣改善型の予防のこと。2次予防とは健康診断や人間ドック、癌検診などによる予防手段。しかし、これらの疾病予防に日々心がけていても、様々な環境化学物質が人体に悪影響を与え、生活習慣病に繋がる恐れがあると専門家から指摘されているようです。
「環境健康学トランスレーター」という専門家養成講座を開設する株式会社グレイス 代表取締役社長 安井 悦子氏へお話をお聞きしました。
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| 環境健康学トランスレーター |
環境健康学トランスレーターとはどのような資格なのでしょうか?
私たちの生活は、数多くの化学物質に取り囲まれていると言えます。薬や食品、住宅、防虫剤から化粧品に至るまで至る所に化学物質は含まれており、現代社会で生活する以上、化学物質のある生活はある程度さけて通れない道なのかもしれません。しかし極端に神経質になりすぎるのもよくないのではないでしょうか。大切なことは、化学物質に関しての正しい知識を習得し、日々の生活にセルフケアとしてその知識を活用していく、ということだと思うのです。
化学物質に関する研究も進んでおり、人体への直接的影響がある程度明らかにされてきています。特に妊娠前、妊娠中はいつも以上に気をつける必要があり、化学物質が母親から胎児へと受け継がれ、胎児への影響ならびに小児への影響について、専門家から懸念されています。
よって、環境化学物質が人体に与える影響についての情報を提供できる人が最近特に求められるようになってきています。
株式会社グレイスでは、化学物質が人体に与える影響について正しい知識を習得し、適切な情報を提供できる人材の育成を目指し、NPO法人 次世代環境健康学センター とのコラボレーションにより、人体に有害な化学物質の専門家と一般の方々との架け橋となる人材=トランスレーターを育成するプログラム「環境健康学トランスレーター養成講座」を、2005年に開講しました。
プログラムを履修し認定試験に合格した方には、NPO法人『次世代環境健康学センター』より環境健康学トランスレーター資格が認定付与されます。
昨年の第一期は、人々の健康に関する関心の高さを裏付けるように定員を上回る応募があり、遠方にお住まいの方からの受講も数多くありました。中には北海道や九州からの受講者もいらっしゃいました。この資格をどう活かしたいのかについて、1000文字程度の書類をいただき選考をする予定でしたが、申し込まれた方々皆さんがとても熱心で、志も高く、どなたもお断りすることが出来ないうれしい予定オーバーとなりました。
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| 環境科学物質の専門家として |
「環境健康学トランスレーター養成講座」では、具体的にどのようなことを学ぶのでしょうか?
専門家11人の講師による講座となっており、高度な知識が習得できます。予防医学、環境予防医学、小児保健学、遺伝学、環境問題、健康管理学などの専門家達が講師となります。
カリキュラムとしては、予防医学の役割と健康増進活動、子供の成長における栄養の役割、ヒトの遺伝子の基礎知識、公害や薬害などの事例・予防原則、環境化学物質の基礎とヒトへの影響、化学物質の脳神経への影響、体内に取り込まれた化学物質が代謝されて無毒化される仕組み、法律の視点からの環境問題概論、免疫の基礎と最近増えているアレルギーの仕組み、有害化学物質を排出しない社会作りに必要な取り組み、など合計26講座、7ヶ月間のプログラムとなっています。
当講座は、専門的なカリキュラムとなっていますが、理系もしくは医学的な職歴をお持ちでない方も受講いただくことが可能です。時間的な制約のものでの質の高い内容を目指していますので、講座以外での自主的な学習も場合によっては必要になると思われます。
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受講されるのはどのような方々でしょうか?
現在お仕事に携わっており、スキルアップを目的に受講される方が中心です。化学会社や食品会社、建設会社などにお勤めの社員の方々、また医師、保健師などの医療従事者の方々にも受講いただきました。なお、特徴的だったのは、50歳以上の受講者が30%ほどいらっしゃいましたが、とても熱心に学習していました。環境問題や健康に関心が高く、環境化学問題についての知識を深化させ、人に伝えていきたいとのお考えなのだと思います。この資格を取得することによって、個人として、家族の健康管理にも大きく役立つものと考えています。
環境健康学トランスレーター養成講座 第二期は、2006年9月開講予定となっています。また、今後は公開講座の開催も予定しております。
これから巣立つトランスレーターの活躍により、LOHAS(ローハス)の考え方を、皆様がもっと身近に感じ、日常の生活にとりいれていただけたらと、期待しています。
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| インタビューを終えて |
安井社長は、長年環境問題に携われてこられ、インタビューの間もその発言の節々から環境問題に対するその実直な志を強く感じました。
2004年、小池環境大臣の提唱により開催された、環境ビジネス分野での女性企業家11人によるプロジェクト「環境ビジネスウィメン」でのご活動など、これからも既成概念に捉われない環境ビジネスの展開に期待したいと思います。
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